# 正解を探す仕事、正解を作る仕事（シリーズ「クリエイターになりたいんじゃないの？」第3回）

Published: 2026-06-07
Categories: ヒトの話
Tags: オペレーター, クリエイター, 作る, 探す
Canonical: https://mochizukimakoto.com/finding-answers-and-creating-answers

<!--ec:block {"_key":"key-2-ete1z","_type":"kikoriToc","enabled":true} -->

# 正解を探す仕事、正解を作る仕事

ここまで、

* [第1回 どんな仕事がしたいのか
](/what_kind_of_job)* [第2回 クリエイターは職種ではない

](/creator-is-not-a-job-title)について書いてきました。

* デザイナーだからクリエイターなのではない。
* 営業だからオペレーターなのでもない。

職種ではなく、仕事との向き合い方の問題なのではないか、という話です。
その続きとして、もう少し踏み込んで考えてみたいことがあります。

それは、仕事には大きく分けて二種類あるのではないか、ということです。

## 正解を探す仕事

一つは、正解を探す仕事です。
すでに答えがある前提で、その答えに近づくことが求められる仕事です。

例えば、

* マニュアルに沿った業務
* 既存ルールに従った処理
* 過去の事例に基づいた判断
* 決められた仕様の実装

こうした仕事は、「何が正しいか」がある程度決まっています。
もちろん簡単という意味ではありません。
正確さやスピード、安定性が求められる、非常に重要な仕事です。

ただ、構造としては「正解が存在している前提」の仕事です。

## 正解を作る仕事

もう一つは、正解を作る仕事です。
こちらは少し性質が違います。

そもそも正解が明確に存在しない状況の中で、

* 何を作るのか
* どういう形にするのか
* 何を優先するのか

を考えながら進めていく仕事です。

例えば、

* 新しいサービスの設計
* 顧客課題への提案
* 業務プロセスの改善
* Webサイトの構成設計
* ブランドの作り方

こうした仕事には、「これが正解です」と最初から決まっていることはほとんどありません。

むしろ、関わる人たちの判断や試行錯誤によって、少しずつ形が作られていきます。

## どちらが上かという話ではない

ここで大事なのは、どちらが優れているかという話ではないということです。
正解を探す仕事には価値があります。

* 再現性。
* 品質。
* 安定性。

これは組織にとって不可欠です。

一方で、正解を作る仕事にも価値があります。

* 変化。
* 改善。
* 創造。

これもまた組織にとって欠かせません。

どちらが上というものではなく、役割が違うだけです。

## ただし比率は変わってきている

ただ、最近感じているのは、この二つの比率が変わってきているということです。
以前は、正解を探す仕事の比重が大きかったように思います。

* 決まった仕様。
* 決まった手順。
* 決まった業務。

それを正確に実行することが重要でした。

しかし今は、

* 正解そのものが変わるスピードが速くなっています。
* 顧客ニーズも変わる。
* 技術も変わる。
* 市場も変わる。

そうなると、「正解を作る仕事」の比重が自然と増えていきます。

## 仕事の難しさが変わった

これは単純に「難しくなった」という話ではありません。
むしろ、仕事の性質が変わってきたという感覚に近いです。
正解を探す力だけでは対応できない場面が増えてきています。

一方で、正解を作る力もまた、特別な人だけのものではなくなってきています。

* 小さな改善。
* 小さな工夫。
* 小さな問い直し。

そうした積み重ねの中に、正解を作る仕事が含まれているように思います。

## クリエイターの位置づけ

ここで前回の話につながります。
クリエイターとは職種ではなく、仕事との向き合い方だとした場合、それは「正解を作る側に関与する姿勢」と言い換えることもできるかもしれません。
ただし、それは常にそうあるべきという話でもありません。

正解を探す仕事を丁寧にやることも、同じくらい重要です。

<!--ec:block {"_key":"key-104-w1ewt-memo-wrap","_type":"kikoriMemo","body":"では、なぜ人は指示を求めるのか\n\nもし仕事が正解を作る方向に変わってきているのだとしたら、なぜ人は今でも指示を求めるのでしょうか。\n\nなぜ自分で考えることよりも、正解を知りたがるのでしょうか。\n\n次回はそのあたり、「指示待ちはなぜ生まれるのか」という話を書いてみたいと思います。\n","heading":"Memo"} -->

シリーズ「クリエイターになりたいんじゃないの？」
* [第1回 どんな仕事がしたいのか
](/what_kind_of_job)* [第2回 クリエイターは職種ではない
](/creator-is-not-a-job-title)* 第3回 正先を探す仕事、正解を作る仕事
* [第4回 指示待ちはなぜ生まれるのか
](/why-people-wait-for-instructions)* [第5回 創造性は才能なのか
](/is-creativity-a-talent)* [第6回 オペレーターが悪いわけではない
](/operators-are-not-the-enemy)* [第7回 AI時代の仕事
](/work-that-remains-in-the-age-of-ai)* [第8回 クリエイターとは態度である](/creator-is-an-attitude)
