Webエンジニアという職種
Webエンジニアってちょっとふわっとした表現ですよね。エンジニアに限った話ではなくてあんどぷらすの職種は結構ざっくりふんわりです。広報職には採用も手伝ってもらっているしプロモーション企画の立案もしたりします。
言い方を変えれば「あれこれ兼業しまくり」という状態です。
兼業けしからんという向きもあるかと思いますができることの幅は広いほうがいいですよ。主軸をおいている専門領域は深く突き詰めつつ、隣接する領域もグラデーションをかけつつ理解するっていうのはチームで仕事をするひとたちには必須の振る舞いだと思っています。
いきなり脱線しかけてるように見えますが伏線です。
フロントエンドエンジニア
Webサイトを構築するにあたってデザインが必要なことは疑問の余地がないと思うのですが、AdobeIllustratorとかXD、Figmaなどで作ったデザインをWebサイトの形にしないとブラウザで閲覧できません。
htmlやCSS、JSを使ってデザインからWebサイトの形にするのがフロントエンドエンジニアの主たる役割です。
CMSの導入や設定なども担当範疇に入ってくるので幅広い知見が求められる職種です。
たとえば、送料設定と聞いてなにをどのように設定すべきかすぐに分かりますか?
配送会社っていっぱいあるよね?、冷蔵便もあるよ?、常温と冷蔵って同時に頼めたっけ?、重量区分における送料?、3辺サイズってなに?、日時指定は?などなど、考えることってたくさんあるんですけど、こういった設定もしなければならないとなると、いわゆる商習慣にも気を配る必要性が出てくるのですよね。
バックエンドエンジニア
データベースにデータを格納したり、取得してPHPなどで加工をしフロントに引き渡すのがバックエンドエンジニアの主たる役割です。
でもデータベースとのやり取りをしてデータ加工をするだけがバックエンドエンジニアの仕事ではないです。
ときにはフロント側の領域(と思われている)JavaScriptでの制御とか、テンプレートエンジンでの条件分岐によるデータの出し分けとかも行います。
Shopifyのオリジナルアプリを作ったり、CS-Cartの決済アドオンを作ったりといったことも業務の範疇ですし、そのためには様々なプラットフォームの機能や設定方法なども理解する必要があります。
また、サーバーの構築やメンテナンスも行いますのでネットワークについての知見も必要だったりします。AWSでのサーバー構築とか、SSL設定とかDNSに関する理解とか、守備範囲は広いですね。前述で言及した「いわゆる商習慣にも気を配る必要性が出てくる」というのはここでも当てはまります。
イマドキのサイト構築
最近のWebサイト制作ってローコード/ノーコードツールで自社で作るケースと、外部に委託して独自なサイト構築をするケースに二極化が進んでいる印象があります。
弊社でのWeb開発(あえてWeb制作ではなくWeb開発と呼びます)では、前者は承っておらず、すべて後者となります。自社のビジネススキームにECサイトの仕組みを合わせたい、とか独自機能を作りたい、独自の基幹システムとつなぎこみたいといった「機能的」なご要望も多いですし、オリジナルで訴求できるサイトデザインにしたい、イラストを使いたいといった「デザイン」に関するご要望も多いです。
サイトデザインや実装、機能開発をひとりで行えるような規模感のサイトではなくなっているのですよね。(もちろんその規模感によってはすべてひとりで賄うこともできるのですが、複数名のチームで取り組んだほうがより良いサイトを作り上げることができると思います。)
あんどぷらすだからこそ
あんどぷらすの特徴としては「デザイン」も「機能開発」も行うことだと思っています。Web制作会社なんだからそんなの当たり前だと思ってたのですがどちらもやる会社って意外と少ないみたいなんですよね。(最近ではそれに加えて「プロモーション支援」も行います)
前述の特徴は会社としてのスキル的なものですが、職種のとらえ方の特徴と言えるものもあると思っていて、それは「分業制でありながらそれぞれの職務領域はグラデーション状にオーバーラップしている」っていうことです。
平たく言えば冒頭で言及した通り「兼業しまくり状態」ということですね。これは従業員数が少ないから専任を設ける余裕がないということもあるにはあるのですが、デザイナーはコーディングに関してもある程度理解していた方が良いし、フロントエンドエンジニアはデザインにも、バックエンド領域にも興味があったほうが良いと考えているからなんです。
フロントエンドエンジニアはデザイン実装が主たる仕事ですが、バックエンド領域にも手を出す必要があったりします。CS-Cartのアドオン開発は「CS-Cartの機能を知ったうえでMySQLでデータを取得、フロント側で扱うようにPHPでデータ生成して変数化し、Smartyに変数を渡してデザイン実装する」なんてことが普通にあります。
フロントエンドもバックエンドも両方できないといけないので職種として「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」を分ける必要性を感じなくなってるんですね。
「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」の実務の違いは軸足をどこに置くかの違いでしかないんですよね。あんどぷらすでは。
もともと、あんどぷらすの「フロントエンドエンジニア」はデザインを実装する「だけ」のひとではないんです。PHPもSQLもサーバー構築もちゃんとやります。実態としてはフロントエンドエンジニアという呼称がそぐわない状態だったということでしょうね。なので募集も呼称も「Webエンジニア」に一本化します。
こんなWebエンジニアと働きたい
より高度なことをやろうとすると領域をまたいでの取り組みが必要になると考えています。
その領域は一般的に考えられている近接領域に留まらず、一見すると遠い領域においても同様で、それらに対しても関心を持ってほしいのです。
そして、興味の先が技術にフォーカスしているひとよりも、クライアントのビジネスに貢献することに興味があり、技術はそのための手段であると考えられるひとを求めています。
小さな会社ですが気概を持って仕事をしたいひとと働きたいです。
採用サイトはコチラ
コーポレートサイトも見てあんどぷらすのことを知ってください。
Memo
あんどぷらすは教育体制が万全とは言えなかったり、経験年数の豊富な先輩がいなかったりしてます(平均年齢がかなり低いです)。
つまり「1から10まで教えてもらいたい」と考えるひとには相性の悪い職場だと思っています。
ただし、あんどぷらすは同業他社と比べると圧倒的に多くの場数を踏むことができる職場のはずです。成長するためには場数ってとても大事だと考えています。
いつも違った要望のサイト構築を行っているのでいつまで経っても「やったことない」ことだらけなのですが、それでも場数を踏めば踏むほど予測とか想像がつくようになります。
場数って単純に経験した数っていうことだけではなく「矢面に立つ」経験のことだと考えています。
矢面に立つというと批判や抗議、質問などを集中して受ける立場に身を置くという意味ですが、もう少し柔らかいイメージで、直接クライアントと意見を交わすとか、方針を決めるとか、責任を持って取り組む経験のことだとも言えると思っています。
裁量と責任を持って取り組める環境、提供できると思いますよ。