やりがい搾取ってなに。
「やりがい」「いきがい」「充足感」「手応え」「張り合い」意外といろんな表現があるのね。
いずれにしてもその核心は「主観」です。あなた自身が手応えを感じたらそれがやりがいなんです。
やりがい搾取(やりがいさくしゅ)とは、経営者が支払うべき賃金や手当の代わりに、労働者に「やりがい」を強く意識させることにより、本来支払うべき賃金(および割増賃金)の支払いを免れる行為をいう[1][2][3]。東京大学教授で教育社会学者の本田由紀により名付けられた[1][3]。
「やりがい搾取」という造語は、2007年前後から本田が著書などで使い始めたことで広く認知されるようになった[1][3]。ブラック企業とやりがい搾取は密接な関係にあるとされ[3]、「やりがい」と「報酬」はトレードオフの関係にはならない[4]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1.やりがいは自分次第
手応えとか充足感って、自分自身が感じてその度合を判断するしかないですよね。
あくまでも主観であって他者と比較してどうなのかということは本質ではないんです。
「やりがいはお金です」っていう人も意外といるみたいですしやりがいとして否定する気はありません。
ただし、「お金になりさえすれば仕事の内容はどうでもいいい」ということに繋がりやすいんじゃないかなとは思います。
「やりがい」は自分自身の感情が昂ぶることのことなんじゃないかと思っています。
「うれしい」「たのしい」「きもちいい」自分の感情に素直に生きれば良いんでしょうね。
2.やりがい搾取の構造
そんな感情の昂ぶるものを他者からぶら下げられて過剰に対応を迫られるってなんかピンとこないですね。
でも世の中には「やりがい搾取」なる言葉があって、不当労働を強いられるひとたちが結構たくさんいるようです。しらんけど。
搾取の構造ってこうなってるんじゃないでしょうかね
- 「やりがい」かのような「べつのもの」を示す
- 「べつのもの」が非常に大事なものだと認識させる(積極的に誤認させることも含む)
- 「大事なこと」を体験させて“あげる”から不当労働頑張れ
「価値があるかのようなもの」を与えることで、自らの価値判断をさせず、「価値があるかのようなもの」で人を縛る。
こういったケースでの「価値があるかのようなもの」はワクワクするような要素ではなく、「すべきこと」や「社会的な体裁」など若干ネガティブなイメージの強い事柄であることがほとんどです。(同調圧力とか。過度な規範社会的というか。)
3.搾取されるな。
「これは社会的にとっても価値のある仕事」、「これは地元に貢献する仕事」、「お客様のため」っていうのは、仕事をする上でもちろん重要な要素で、これらの「意義」がない仕事はどこかが歪んでいると思います。
が、そうだと思わせて「だから無休で頑張れ」とくるのが「やりがい搾取」。これはだめ。本当に。
搾取されないようにするには、きちんとした規範(モラル)を持った上で、自分の感情に正直に「ワクワクする」仕事をしてください。「ワクワク」は相対的な「他者に押し付けられるもの」ものではありません。あなた自身の主観で良いのです。
ワクワクする仕事についてもっと掘った記事は準備中ですよ。ほんとはそっちのほうが言いたいことなので。
書いたよ! 「ワクワクするしごと」
Memo
やりがい搾取されないためには自身の確固たる価値判断の基準を持つことです。
やりがいは他者から与えてもらうものではなく自ら見出すものなのでそもそも搾取されるようなものではないです。
積極的にやりがいを搾取しようとする会社はもちろんカスですが、無自覚に搾取している・しようとしている会社も結構ありそう。気をつけよう。