• 組織の話 2023.12.31 1辛

    結果にはプロセスがある。

    結果にはプロセスがある。

    成果主義

    皆さんご存知の通り、会社って成果を出し続けないと存続できないんですよね。
    でもお金になりさえすればなにしてもいいっていうわけでもないんですよ。
    結果さえ出していれば業務態度が悪かったりサボっていても許されるなんてことはないんです。
    物事には必ずその過程、プロセスがあるんです。
    ということはつまり、そのプロセスは誰かが見てるってことです。

    成果主義、結果がすべてっていう世界は確かにあるんですよ。プロスポーツ選手はわかりやすい。プレーヤーとしては結果から目を背けられないんですが、ファンを魅了するという観点から行くと結果が全てではないんですよね。
    インタービューでの態度とか、練習中の様子とかそういったところがポイントになったりしているんだと思いませんか?

    結果

    会社にとっての結果というと最終的には売上ですね。とはいえ、もう少し対象を小さくしていくと結果にはいろいろありそうです。

    たとえばスポーツ選手にとっての結果は試合での勝利ですが、個人競技と団体競技で少し変わります。個人競技であればその結果は自分の成績なんですが、団体競技における結果は二種類あるんですよね、個人成績とチームの勝利。

    個人の成績が上がればチームの成績が上がるかというと単純にはいかなかったりします。個人成績をきちんと上げることができていればそれはチームに貢献するので成績向上につながるかもしれませんが、個人成績を上げることを意識しすぎることでチームメイトの足を引っ張り、結果チーム成績が上がらないっていうことも団体競技を経験している人には心当たりがあるのではないでしょうか。

    まぁ、この場合には結果を出せないのでそのプロセスは間違ってたということが明白です。
    難しいのはなんだかんだ結果が出たときですね。その結果に至ったプロセスは正しいのでしょうか。

    過程(プロセス)

    結果を出す(出そうとする行為)には大なり小なりその過程ってものが存在します。ある日突然「ぽん」と結果だけが降ってくるなんてありえないんですよね。いつもどおりに朝起きたら億万長者になってた!とか、月曜日に出社したら自分のタスク完了してた!なんてあったらむしろこわいです。

    プロセスとはゴールに到達するその筋道のことです。今更ですが。

    たとえば、富士山頂をゴールとすればそのプロセスは「どう登るか」ということですね。登山道を歩くという選択肢の中にもいくつかのルートがあるんですよね。登山って目的は登頂だけじゃないのだと思うんです。エベレストとかだと登頂そのものが目的になるんでしょうが、割と誰もが登れる山の場合その道中も大事だったりしません?(mmochi登山しないのでよくわかんないですけども)

    富士山だと、ちょっときついけど最短距離の富士宮ルート、2泊かけて登る最長の御殿場ルート、樹林帯の須走ルートとかそれぞれ道中が異なるらしいです。

    プロセスを重視する必要性

    「ゴールに到達すればその筋道はどんなものでもいい」とはよく言われることなのですが、それって本当にそうなのかっていう疑問がついてまわるんですよね。

    もちろんそういうものもあると思いますよ。

    遠回りをしていくつもの寄り道をして頂上にたどり着いた場合と一直線に最短距離で頂上にたどり着いた場合、「結果」は同じですよね。かかった時間は後者「最短距離」のほうが短いです。

    このふたつのケース、どう評価しますかね。現時点ではもちろん「最短距離でゴールに達した」ことのほうが評価が高いですね。
    とはいっても大きな差ではないんですよねぇ。どちらもゴールに到達してますし。

    前者はゴールを達成するに当たっていくつもの事柄をクリアしたり消化したりしている可能性が高いです。後者はおそらく新たにクリアしたものは僅少。
    これって同じ課題に対してどちらが成長してるんでしょうかね。
    同じゴールを少し遅くなったとしてもそれが当初の想定期間に収まっているのであれば、いくつか余分に経験している方が成長に繋がってる気がするのですよね。

    もちろんそんな遠回りする要素はすべて習得済みで課題にならないから最短距離でゴールできているという見方もできるわけですが、初学者や経験の浅い年次の人間が最短距離でゴールしちゃったらそれ以外身につかないかもしれないんですよね。特にネットでゴールを探してぽんと成果物にしちゃうようなことしてると本当に力はつかないです。

    成長という観点から見たら「前者」のほうが成長点は多いのだと思います。ベテランになっても回り道しながらでもいいんじゃないかと思うくらい。(とはいえ設定納期には納めてくださいね。

    あんどぷらすでも結果はもちろん重視しますがその過程も無視して良いものとはこれっぽっちも考えていません。古臭いかもしれませんが苦労はしたほうがいいと思っています

    Memo

    プロセスにも色々ありますがそのプロセスの選び方、道筋の見出し方は個性なんですよね。
    だからプロセスをルール化する気はあまりないんですよね。(属人化が悪いこととは思っていないんですが)属人化とはちょっと違うんじゃないかなと思ってるのですがどうなんでしょうね。決めておかなければいけないルールのなかにプロセスの選び方は含めなくていいよねと思ってます。

    「ツールを共通化しようよ。」というのはルール化したほうがいいですが「思考」はルール化できないというかしちゃいけないと思ってるんですよね。

    「思考」こそが成長の源泉だと思っています。
    考えることを放棄しない。ちゃんと考える。
    「想い浮かべる」とか「想像する」ではなくて「考える」。「知っている」とか「分かっている」でもなくて「考える」。

    ちゃんと考えて生きようぜ。

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