• 能力の話 2020.10.17 2辛

    仕事ができるって?

    仕事ができるって?

    仕事ができるってどういうことなんでしょうか

    仕事ができる人ってどんな人のことを思い浮かべます?作業が早い人?テキパキこなす人?
    もしかしたらあなたの考える「仕事」そのものの定義が間違ってるかもしれませんよ?

    そもそも仕事ってなんなの?

    仕事ってなんなのか意識して仕事してますか?
    禅問答っぽいけれど結構大事なことだと思います。

    「お金のためにするもの」とか「自己実現のため」とか、ちょっとよく分からないことがまことしやかに語られてますが、これって「仕事」の定義でもなんでもないですからね。
    「仕事」の対価としてお金を得るのは紛れもない事実なのですが、いわゆる「仕事」の中身を再認識してみたいと思います。

    【作業】
    乱暴だとは思いますが、私は作業は「非クリエイティブ」で「画一的」で「マニュアル」があって「誰がやってもほぼ変わらない」、そんなものだと思っています。

    「作業を突き詰める」と効率が上がり均一化されることで「コスト」が下げられます。

    「サポート業務の一次対応」「問い合わせの一次対応」「仕様が決まった状態からのプログラム作成」といった「創造的な思考を伴わない」ものが該当しそうです。

    【クリエイティブ】
    「作業」と「クリエイティブ」の差って人によって捉え方が違うように思いますが、「プログラミング」においても仕様通りにコーディングすることは創造性は高くないですが皆無ではありません。
    プログラミングでより創造的なのは「どのように処理をするのか」「どのようなフローにするのか」などを考えるフェーズ、いわゆる「要件定義」の方で「実装」そのものよりも「設計」の方が知識と経験が求められるものです。

    デザインの話になると理解しやすくなりますが基本的にクリエイティブです。

    【価値】
    「作業」と「クリエイティブ」どちらも紛れもなく価値を生み出します。そのため「作業は仕事ではない」とは言いません。「絶対に間違えてはいけない作業」もあればクリエイティブだけど大した価値を生まないものもあります。

    仕事ができる・できない

    「仕事ができる人」っていう評価は単に作業ができる人のことは指しません。
    一般的には価値を生み出す仕事を行える人のことを「仕事のできる人」と言っているかと思います。

    ですが、あんどぷらすではたとえ価値を生み出す仕事を行えても、ただそれだけでは仕事ができるという評価はしません。

    自分の仕事はもちろん、周りの仲間の状況を把握し、全体の現況がどう進行しているのかこの後どう進んでいくのかを読み、刻々と変わる状況に応じて適切に手当をしていく人。時には先回りをして整地していく人。そんな人が仕事ができる人という評価を得ることになります。

    自身の担当する業務、粒度の小さいひとつひとつの小さな作業が積み重なって大きな塊・成果になっていきます。小さな作業ができるのは最低限の要求レベルなのでできて当然な前提であって、その上でチーム・組織として必要なことを都度フレキシブルに行えることが重要なのです。

    私は、自分のことだけではなく全体最適を目指した見方や行動ができる人が仕事ができる人だと考えています。

    やっぱり人に興味を持てることが大事です。ひとに興味を持つということ

    仕事を楽しむ

    唐突ですが、「楽しい仕事」ってないんですよ。きっと。

    楽しいか楽しくないかなんて「主観」ですから。あなたが楽しむか楽しまないかでしかないです。身も蓋もない言い方をすると「気の持ちよう」です。

    楽しんでる人って仕事ができる人に見えがちだと思いませんか?乱暴ですかね。
    楽しく取り組むことで精神的に余裕が生まれ、周りを見渡し全体最適を目指すことができるという相乗効果。侮れないと思います。

    こちらも。ワクワクするしごと

    Memo

    自分のことを「仕事ができる人」って思ってる人、たいてい過大評価ですからね。
    「周りに目を配って全体を引き上げる頼もしい人」のように傍から見えてる人も、実はいっぱいいっぱいで余裕なんか微塵もなくて、ただただ精一杯やることをやっているだけだったりするんですよ。
    そういう人って自分自身では仕事ができるだなんて微塵も思ってないことのほうが多い印象です。

    余裕を持って仕事をすることって理想ではあるんですが、いっぱいいっぱいになりながらぎりぎりのところで仕事を捌くっていう経験が、限界を引き上げることにつながり、結果的に余裕を生む余地が育まれるのだと思っています。
    そういった意味ではヌルい仕事環境は決して良い環境ではないのだと自戒を込めて〆ておきます。

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