昔のサイトを見返してみた
Internet Archiveって知ってます?https://archive.org/
過去のWebサイトを保存・公開している非営利団体で、「昔のサイトってどうだったっけ?」というときによく使っています。
で、うちのサイトとかお客さんのサイトをつらつらの検索して見ていたんですよね。
きっかけは、自社で運営していた子供服EC「MonsterKids」です。
2002年の画面が残っていて、「こんなデザインだったな」と気恥ずかしくも懐かしくなりました。
そのままアーカイブを見ていると、2006年に「ZenCart」へ移行している。
あぁ、この頃だったのね。ZenCartさわりはじめたの。(正確にはその1-2年前だけどね)
そこから、昔制作したECサイトを次々と見返していました。
* CGIで構築したDig-Up。2003年4月
* フルスクラッチでリニューアルしたDig-Up。2006年5月
* 20年以上お付き合いが続くNext Records Japan。※後述
気が付けば、20年以上前から現在まで、関わってきたECサイトを順番に眺めていました。
技術は想像以上に入れ替わっている
改めて並べてみると、技術は本当に大きく変わってますね。(EC基盤だけでも)
当時は最新だったものも、今振り返ればほとんど入れ替わっています。
* CGI。
* LAMPによるスクラッチ開発。
* ZenCart。
* CS-Cart。
* Shopify。
最近ではCloudflareやSchemaBridge、LLMOといった、Webの周辺技術や生成AIに向けた取り組みも増えました。
その時代、その時代で最適だと思う技術を選び、学び、作ってきましたし、当時はそれが仕事だと思っていました。
新しい技術に触れることは楽しいですし、「なにができるんだろう」と考え、妄想する日々でした。
でも、昔のサイトを見返していて思ったのは、技術そのものに対する執着はそれほどでもないんだなということですね。
変わっていないものがある
20年以上の歳月を前提にしたとき、普通は「昔のサイトだな」と感じるんですよね。20年ですよ?あたりまえですよね。
でも、Next Recordsにはそこまで大きな違和感を感じませんでした。
2006年。ZenCart

2013年。CS-Cart

2023年。Shopify

ECシステムはZen CartからCS-Cartへ、そしてShopifyへ変わっています。
現在のネクストレコードサイトはこちら
管理画面も、仕組みも、できることもまったく違います。
でも、不思議なことに、お店の雰囲気は変わっていないように見えますね。
「この店らしさ」が、そのまま残っている。
もちろん細かなデザインは変わっていますし、写真も変わっています。
それでも、「Next Records Japanらしい」と感じる空気は20年前から続いていました。
技術は変わっても、ブランドは変わっていなかったんですね。
(ネクストレコードらしさを感じるために担当デザイナーはお店に足を運んでます)
我々はなにを作ってきたのだろうか
私はずっと、ECサイトを作ってきたと思っていました。
でも、本当にそうだったのでしょうか。
MonsterKidsでは、自分たちでブランドを立ち上げ、自分たちで販売しました。
Dig-Upでは、そのブランドらしさをECサイトで表現しようとしました。
Next Records Japanでは、20年以上にわたってシステムを入れ替えながら、お店の世界観を引き継いできました。
振り返ってみると、私たちが作っていたのはECサイトそのものではなく、そのブランドを表現し、時代に合わせて届け続けるための器だったんじゃないでしょうかね。
だから技術は変わりますし、変わらないといけません。
ブランドを残すために、その時代に合った器へ作り替え続ける。
それが私たちの仕事だったのかもしれないですね。
Memo
20年前の私は、「ブランドを体現するWeb事業を支援する」なんていう言葉は知りませんでした。
* CGIを書いているのが楽しかった。
* Zen Cartを触るのが楽しかった。
* サーバーを構築するのが楽しかった。
新しい技術に出会うたびに夢中になっていました。
でも、昔のサイトを見返していると、20年以上変わっていないものに気づいたんですよね。
ブランドを、そのブランドらしく届け続けること。
技術ではないんですね。
振り返ってみると、私たちは20年以上、ずっとブランドをブランドらしく届けるという仕事をしてきたのだと思います。
これからもきっとそうなんでしょうね。




