クリエイターは職種ではない
前回、
について書いてきました。
その中で、
* オペレーター
* クリエイター
という二つの働き方について触れました。
ただ、この話をすると、多くの人は「クリエイター」という言葉を職業として捉えるような気がしています。
例えば、
* デザイナー
* イラストレーター
* カメラマン
* 映像制作者
のような職種です。
でも、本当にそうなのでしょうか。
クリエイターという職業
世の中には確かに「クリエイター」と呼ばれる職業があります。
* デザインをする人。
* 映像を作る人。
* 文章を書く人。
* イラストを描く人。
どれも創造的な仕事です。
だからクリエイターと呼ばれることに違和感はありません。
ただ、そこで少し気になることがあります。
それは、「クリエイター=特定の職業」という理解が広がりすぎていることです。
デザイナーでもオペレーターになれる
極端な話ですが、
* 言われた通りにバナーを作る。
* 指定されたレイアウトをそのまま再現する。
* 指示された内容だけを実装する。
こうした仕事の進め方をしていると、デザイナーやエンジニアであっても、実態としてはオペレーターに近くなります。
もちろん、それが悪いという話ではありません。
再現性が求められる場面もあります。
品質を安定させるために必要な仕事もあります。
ただ、「デザイナーだからクリエイター」というほど単純でもないように思うのです。
営業も創造できる
逆に、営業職はどうでしょうか。
営業というと、
* 商品を売る人。
* 顧客対応をする人。
そんなイメージを持たれるかもしれません。
でも実際には、
* 提案方法を考える
* 顧客との関係性を作る
* 課題を整理する
* 新しい売り方を考える
といった創造的な仕事をたくさんしています。
同じ商品を扱っていても、人によって成果が違うのは、その人なりの工夫があるからです。
事務も創造できる
事務職も同じです。
事務というと、
* データ入力
* 書類作成
* 管理業務
のようなイメージがあります。
でも実際には、
* 業務フローを改善する
* ミスを減らす仕組みを作る
* 情報整理を工夫する
といった創造的な仕事がたくさんあります。
誰かが考え、工夫し、改善した結果として、組織は少しずつ良くなっていきます。
創造とは「ゼロから作ること」ではない
ここで誤解されやすいことがあります。
創造というと、何もないところから新しいものを生み出すこと。
そんなイメージがあります。
でも実際の仕事では、そういう場面ばかりではありません。
むしろ、
* 少し改善する
* 少し工夫する
* 少し分かりやすくする
ことの方が多い。
そして、その小さな改善も立派な創造だと思っています。
職種よりも向き合い方
だから最近は、クリエイターかどうかは職種の問題ではなく、仕事との向き合い方の問題なのではないかと思っています。
* 言われたことだけをやるのか。
* なぜそうなっているのかを考えるのか。
* より良くできないかを考えるのか。
その違いは、職種よりもずっと大きい。
* デザイナーでもオペレーターになることはあります。
* 営業でもクリエイターになることはあります。
* 事務でもクリエイターになることはあります。
だからクリエイターとは、肩書きではなく態度に近いものなのかもしれません。
Memo
なぜ人は正解を求めるのか
では、なぜ人は指示を求めるのでしょうか。
なぜ正解を探そうとするのでしょうか。
仕事の中には、正解を再現する仕事もあります。
でも一方で、正解そのものを作らなければならない仕事もあります。
そして最近は、後者の比率がどんどん増えているようにも感じています。
次回は、「正解を探す仕事と、正解を作る仕事」という話を書いてみようと思います。





